しかし、やはり右手が使えないのは不便です。箸はすぐ左手で使えるようになったのですが、まだラーメンとか蕎麦をツルツルのプラスチック製箸で掴むのは苦手です。割り箸なら比較的ラクなんですけどね・・・。
パソコンで文字を打つのは可能なのですが、ギプスで固定されているため変な角度になって、まぁ打ちにくいです。
そして、握力は戻りつつあるのですが、ギプスが邪魔なので文字が書けません。無理すれば書けなくはないのですが、「へにょへにょ」という擬態語が似合うような感じの文字になってしまいます。書道をもう少しマジメにやっていれば、筆の持ち方と同じようなやり方で不自由なく書けたのでしょうか・・・芸は身を助けるの反対例かもしれませんね。左手でペンを握る気にもなりませんので、なるべく文字を書くのは避けています。
サスペンダーで腕を吊る恥ずかしさには少し慣れました。人間、何でも慣れてしまうものです。しかしサスペンダーは窮屈で首に負荷がかかり疲れるので、無意識に装着しないようにしてるためか、外出時によく忘れます。
手首を回転させたりすることができないよう固定されているのですが、指は比較的自由に動くため、ときどきギプスをしていること自体を忘れます。寝ている時とか。一度右腕がおかしな方向に曲がりそうでした。危ない・・・。
月曜に病院へ行ってレントゲン撮影をし、状態が改善していれば手首だけのギプスに変えると予告されているので、今はそれだけを望みに過ごしています。
今月は事情があって、様々な懇親会に参加して人と会う機会が普段より多かったわけですが、皮肉にもこの骨折のお陰で初対面の人の覚えが良かったような気がしています。つまり印象に残りやすく覚えてもらえやすいというわけです。「治った?」と気軽に話しかけられる、という効用もあるようです(そんなすぐ治るわけないですけど)。
コレが怪我の功名というやつか・・・。
と思って由来を調べてみたけど探せませんでした。