otakuyakusyo150417 ご依頼頂いているお仕事の関係で、某区役所まで、戸籍等の取得に行きました。遠い場合は郵送にしてしまいますが、近いところだとなるべく足を運んで現場の空気を感じたり、街の様子を観察したりしています。

 今回は閉庁時間ギリギリでしたが、滑り込みセーフで、手続きをすることが出来ました。

 ところが、目当ての戸籍はあまりに古すぎて保存期間が切れてしまい、廃棄処分してしまったとのことでした・・・残念。コレは実務では結構経験します。

 法律的にはどこで定められているかというと、戸籍法施行規則第5条第4項です。

除籍簿の保存期間は、当該年度の翌年から百五十年とする。

 そう、正確には、もうその戸籍に載っている人が全て亡くなっていますので、除籍謄本(除籍簿の記載の写し、という意味)になります。

 また、現在は150年となっていますが、少し前までは80年が保存期間でした。私は今でも80年の感覚が抜けず間違えることがあります。これは平成22年の法改正で80年が150年に改められたのですが、改められるまでのものに関しては、やはり80年で廃棄されてしまっているので、今でも「廃棄証明書」には「保存期間(80年)」と記載されています(自治体によってデザインが異なり記載がない場合があるかもしれません)。

 ちなみに、「廃棄証明書」というのは、今回のような(例えば相続のような)手続きに必要な場合などに、廃棄されてしまっているとしてもそれを証明できないと本当か嘘か分からないので、手続きを進めるためにお役所が出してくれるものです。通常無料で出してくれるようです。
 余談になりますが、初めて廃棄証明書を出して頂いた事案は旧樺太の戸籍でした。こちらは「廃棄証明書」という名称ではなかったかもしれませんが。外務省が取り扱っていて、「保管がないことの証明」を頂きました。

 皆さんも、廃棄される前に、ご自身の系図を遡って確認されてみるのも面白いかもしれません。ご自身で手続きができない場合は、お手伝いさせて頂きますので、お気軽にご依頼ください。