tree毎日ブログを更新するのも結構慣れてきたものの、いろいろ試行錯誤しながら一喜一憂しています。

やはり、というべきなのか、ADRやメディエーションについて書いたエントリーが他に比較して飛び抜けてページビューが高いので、市場のニーズはそこにあるのかなと思ってみたりみなかったり。

というわけで今日は基礎的なところから、私の認識しているメディエーションの流れについて備忘録的に書いておきます。

幾つかの行政書士会では講義をさせていただいたので、そのままですけど、ご参考までに。

ざっくり流れを書くとこんな感じです。

1 はじめの挨拶
2 当事者から事情を聴き、状況を把握する
3 イシューを探して提示
4 それぞれのイシューについて更に話し合う
5 解決策を模索する
6 合意
7 合意書の作成
8 終わりの挨拶

通常は、イシュー(論点、争点、アジェンダのようなもの)は一つではないので、4〜6が繰り返されます。
イシューが1つだと逃げ場がないので、メディエーションの難易度としては高くなります。
通常は3〜4くらいでしょうか。あまりたくさんありすぎても時間がかかったり処理が複雑になったりします。

メディエーションのトレーニングをある程度進めると、「イシューがうまく出せない」という声をよく聴くようになります。
レビン先生も仰っているように、巧い調停人は、イシューの立て方が上手だと思います。
逆に、話し合いがうまく進まない第一の原因は、調停人のイシューの立て方に原因があると言われています。
まぁ私自身もそれほど巧いわけではないですが、コツやポイントはあるので、その辺は講義でお話できるとよいかなと思っています。

そうは言っても、初期の、トレーニングを始めたばかりの人は慣れるまでなかなか大変だと思いますので、まず、最初に目指してほしいメルクマールがあります。

それは、「最初のイエスをどこで取るか」ということです。

これは、調停に入る前の、調停計画を立てる段階からで構わないのですが、当事者の事前の情報を大まかに知った段階で、当事者双方が「その点については同意できる」という事柄を考えておくとよいでしょう。
もちろん、バイアスがかかったりしてはいけないので、安易な思い込みで考えを固定しないように注意はしてください。

話し合いに入ってから、まずはその「最初のイエス」を双方から取れるようにトレーニングで試してみてください。

追伸:地域猫シンポジウム開催します!(昨年は模擬調停の調停人でしたが、今年は別の方の予定です。)