may-doll 雨が降る、というので遠出せずにインドア予定でしたが、ほとんど降りませんでしたね。まぁお陰様でのんびりすることができました。

 というのはウソで、家の中であれこれと片付けていたため、やはり忙しい一日でした。こどもの日、ということで、なるべく子どものことを考えるようにしました。

 陰鬱な話で恐縮ですが、世の中で子どもが犠牲になる事件が跡を絶ちません。そういった事件を目にするたび、耳にするたびに心が締め付けられるような思いに駆られます。
 自分に子どもができてからは、ますますその思いが強まり、もうニュースに接するだけで心が病むんじゃないかと思うくらいです。
 世の中には、子どもが欲しくて不妊治療を受けている方もいる一方で、授かった子どもを虐待して死に至らしめる親もいて、何かもう少しできることはないだろうかと、いつも悩みます。

 児童虐待については、法律の定義として、児童虐待防止法2条に次のように定められています。

(児童虐待の定義)
第2条 この法律において、「児童虐待」とは、保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)がその監護する児童(18歳に満たない者をいう。以下同じ。)について行う次に掲げる行為をいう。
① 児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。
② 児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること。
③ 児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること。
④ 児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力(配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)の身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいう。)その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。

 要するに、①身体的虐待、②性的虐待、③ネグレクト、④心理的虐待の4つです。

 児童を虐待してはならない(同法3条)ことは言うまでもありませんが、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した人は、誰でも、速やかに福祉事務所もしくは児童相談所に通告することを義務付けられています(同6条1項)。

 ポイントは、「児童虐待を受けた児童」ではなく「児童虐待を受けたと思われる児童」とされているところです。すなわち、主観的心象(印象)だけで、虐待の確証がなくても通告義務があるのです。通告した結果が誤りであっても、民事上・刑事上の責任を問われることはありません。

 ちなみに、学校の教職員等には、虐待を発見しやすい立場にあることなどから、早期発見に努める義務が課せられています(同5条1項)。地方公務員として服務義務としての守秘義務(地方公務員法34条)が課せられていますが、通告することによりこの守秘義務違反になることはありません(児童虐待防止法6条3項)。

 個人的には、誤解から通告されて散々な目にあった親御さんの話も知っており、通告先によってはあまり良くない評判を聞くこともあるので、このシステムが完璧とは言い辛い(特に濫用の危険)のですが、それは認識した上で、本当に危険な場合に、重篤な結果を招く前に活用できると良いなと思っています。

(写真は都内某所で飾られていた五月人形です)