子どもの頃は、特に動物園に対して好きとか嫌いとかいう感情はありませんでした。
東山動物園に行った幼少時の写真があるので、割と家族のお出かけ先としてはポピュラーだったような気がします。
それが高校生~大学生くらいの時期には、あまり好きではない場所に変わっていました。動物のニオイが嫌、というのもありましたが、オリに閉じ込められた動物たちを見るのがかわいそうに感じるようになったのです。病気のせいで動物たちの体毛がはげかかっていたりするのを見るのも心が痛みました。大学時代のサークル仲間と動物園に行く機会があったのですが、そのとき友人にそういう話をしたら、自分も実はそうなんだと打ち明けられたことも有りました。
しかし時は流れ、子どもができて改めて動物園というものと接する機会が増えて、今ではあまりそういうことは感じないようになりました。自営業になって、動物園を一つのビジネスモデルと見るようになったということと、愛玩動物飼養管理士など仕事柄動物の世界の知識が増えたこと、が影響しているような気がします。
何はともあれ、子どもを連れて行く楽しい外出先として、動物園という選択肢が自分の中に形成されたことは、意外と人生において大きいのかもしれません。家族のお陰です。
というわけで、平日なのに一日お休みを頂きましたが、多摩動物公園に行ってまいりました。
写真はインドサイ。本日一番感動した動物です。
他の動物もそうですが、オリ、ガラス、柵などに隔てられていると、それだけで現実感なくなって、テレビでモニタ越しで見ているのとあまり変わらないことが多いのですが、今回は「数歩歩いた先にいる」という大きな存在感が肌で感じられて、自分でも少し驚きました。