著者の方が同年齢ということに驚いたのですが、いろいろ学ぶことがありました。
その中で、まず結論から話す、ということについて述べられていました。コレは別に初めて聞いたわけではなくて、今までにも自分の研修などでお伝えしたことがあるのですが、自分でも気をつけるようにしていることの一つです。
話をするときにまず結論から話すことができない場合、自分の中で話したいことがきちんと整理されていない可能性が高いです。また、整理されていないだけではなくて、何が伝えたいのかがはっきりしていないこともあります。
また、会議のときなどは特に、長々と話す人がとてもたくさんいると感じています。特に上の立場の人に多いような気がするのは、少し残念な環境かもしれません。
会社で働いている方は、会議の席などでこういうことは日々実感されているのではないでしょうか。また、取引先との打合せやミーティングの席などでも気をつけたほうが良いでしょう。
書籍の中では、結論を簡潔に述べたあと、理由、具体例を挙げて、最後にもう一度結論を述べる、と書かれていましたが、これはいろいろな場面で応用が効くように思います。
例えば、プレゼンをする場合など、まず結論、述べたい主張を提示しておいて、それを支える根拠、理由、そしてその結論・主張から導かれること、想定される効果、などを述べ、最後にもう一度結論を伝えるとよいでしょう。
場合によっては、想定される反対意見を挙げ、それに対する反論なんかを付加すると、主張に説得力が増すでしょう。
特にプレゼンのような大げさな場面でなくても、家族の間で何かを伝えたい時とか、ちょっとした会話の席でも応用が可能です。
自分の業務も含めて、普段の生活の中から意識するようにしていけば、スキルアップにつながると思いますのでオススメです。